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兵は拙速を尊ぶ?

tag:バンド リーダーシップ 
すぐに結果が出ないと我慢ならないメンタリティ

 あぁ、あるなぁ。あるある。バンドでも、もの凄く良く見る光景。即戦力になってないとか、演奏技術が「今」上手くないとかそういった理由でバンドメンバーの悪口を言ってる人、沢山見てきた気がする。 ていうか、自分も過去にその手の発言をしてしまった事がある訳で。もう二度としない。

 大体、即戦力とか、今すぐに結果をとか、とにかく短期短気単騎。バンドリーダーが結果をあせって周りが見えなくなって、勢いでバンドメンバーに当たって空気が悪くなったりする元でしかないと、最近は考えてます。思考が短絡的になって、言葉は悪いけど、頭がおかしくなっちゃう。

 曰く、「メジャーデビューしたい」とか、「ファンを増やしたい」とか、「プロになりたい」とか…… いついつまでにという条件つきは良く見るけど、その期間が異様に短かったりする。

 個人的にバンド運営なんてものは、「最善は尽くす、その上で時間がかかる事」って言うのが大半だと思うわけで。演奏レベルだって、一度寝て、その日の練習を経験として体に覚えさせないと上手くはならないし、パフォーマンスにしたって、それまで見てきたライブと自分に出来ることややりたいことが解らないと思いつかない。一ヶ月の間にコピーできる曲だって限られている。

 ファンにしたってそう。
 もっとも、僕にファンがいるのかと言われれば、ま、正直いないんですが……ライブハウスでライブやって、ファンになる人数は、そのライブハウスにいた人数が上限なんだから、いきなり動員100を超えるなんて先ずない。

 発声もそうだ。結局は筋力トレーニングと運動神経でしかないので、その発声練習の効果が出るのは3ヶ月先になる。この時間は短縮できない。

企業や学生に限らず

 即戦力や、すぐに出る結果を求めたがるのは、企業や学生に限ってない気もする。

 詐欺まがいの情報商材でその手のタイトルは沢山見るし、「一日5分のトレーニングで~~」と言う見出しの書籍も山のように見る。

 いつから、この手の本が売り出されていたのかなぁって言うのは正直良く解らない。ただ、身の回りの人のせわしなさを見る限りでは、こういう体質はずいぶん前からあったんじゃないかなと。少なくとも僕が生まれる前から。

 急がば回れなんてことわざがあることを考えれば、それだけ昔からよくある話なのかもしれない。

バンドを振り返る

 少ないサンプルながら、比較的焦る人、結果をすぐに求める人が多いバンドをもう一度振り返ってみる。

 共通しているなぁと思うのは、求める「結果」に具体的な数字がない。
「とりあえず何かの結果を出す」

 具体的な数字があったとしても、現状から逆算していついつまでにここまでって言う、戦略がない。一緒にライブをやる相手の客層とか、ライブハウス以外の場所での活動とか。

 フルマラソンを走るのに、コースも決めてない、走り方も決めてない、給水ポイントも決めてない。何よりも致命的なのは、それが本当にフルマラソンで距離が42.195kmかどうかも怪しく、おまけに、自分が今までどのくらい走ったかも解ってなかったりする。

 だからかもしれないけれども、大体バンドが長続きしないし、バンドメンバーにも愛想つかされたりしてメンバーチェンジが激しい。

 逆に結果を求めていないバンドは、緩やかながらも皆延びて行ってる。
 メンバーのチェンジもほとんどないし、あったとしても引越しや出産などの本当にやむをえない事情。そして、実はそういう人達の方が「明確な目標にすらなっていない結果」を求めるバンドよりも長い距離を歩んでいたりもする。

 ライブ本数、バンドの活動期間、本人の音楽経験……演奏そのものが目的だからかもしれない。

人を育てるって言う視点で見ると

 個人的には育てるって言う行為そのものがすごく愚かしいことのような気もするけれども。

 結果を求めるタイプの人は育てると言うことと、好みの形に作り変えるって言うのを混同してる場合が多い。

 とがった部分を削ることは簡単に出来るけれども、丸みを帯びた部分を尖らせるのはとても難しい。 元々の形より大きい物はもちろん作れない。面積そのままに望みの形を作るには、一旦粉々にしないといけない。それはその人なんだろうか?

 元々生えていた松の木から種を取って、タンポポを生やそうとする行為に近い。

 木や植物、動物を育てるために、僕らができることと言えば、適切な水と、動物なら栄養。後はありったけの愛情を与えることぐらいであって、この形に育てるって言うことは出来ない。多少の散髪ぐらいは出来るけれども……拾ってきた子猫を蛇に育てることは出来ない。でも、何故かバンドマンはバンドマンに対してそれをやる。

 いや、多分バンドマンに限った話じゃないのかも。
 人間は人間に育つものって言うのは解る。でもそれは大きなカテゴリでしかない。同じ檜でも、山の北側と南側で育った檜は特性が違う。同じように、僕は僕にしか育てない。当然、隣の家にいる幼稚園児もその子にしか育たない。

 多分、これが最大の原因だと思うのだけれども……人間は自分に育つという思い込みがどこかにあるんじゃないかな。そして、その自分はきわめて美しい直線だと思い込んでいる。だから、共通する部分が少ないと排除する。

 曲がったものは曲がったままでいいと思うんだ。
 その曲がった形のまま大きくなってくれれば、例えばその形の橋を作ることが出来る。

 人と人っていうのは、四次元的なパズルだと思う。どうしようもなくいびつで、だから長所があって、短所があって、お互いを補い合うことが出来るんだと思う。

 そして、そのパズルのピースの形を予想して、上手い具合にはめ込んでいく作業こそがリーダーシップなんじゃないかなと。

 そう思います。話ずれまくりだなぁ。

参考サイト

そんな事を言いながらも

 お金をもらうってことは、つまりそういうことだよねと思ったりする自分もいたりなんかする。商品とその作り手を混同するのが原因にあるのかも。

追記

 ちなみに「兵は拙速を尊ぶ」などという言葉は、孫子には一切出てきません。原文は「兵聞拙速、未睹巧久」で、書き下し文は「兵は拙速なるを聞くも、いまだ巧久なるを睹ざるなり」となるそうです。戦争を長引かせてもいい結果にはならんので、短期決戦を心がけるみたいな意味だったはず。戦争を維持すると国力がやたらと下がる事に起因してます。そもそも、孫子は戦争は最後の手段であると最初に述べており、戦争に勝つために書かれた本ではないです。

 何がいいたいかというと拙速を尊んじゃいかんと言うことです。はい。量はこなすべきですが。鼻かんだティッシュペーパーを大量に生産して芸術だなどとほざくような行為は、拙速といえないことはないですが尊ぶべきものかは怪しいです。人事を尽くして天命を待つ、です。

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